ホテル従業員の香水・消臭スプレーの使用について

2021年1月6日

ツイッターで頂くリプライに学ばせて頂き、また、誰かの心に寄り添えたなら、と思うと感激しているmasukoです。今回は頂いた中に「そう言えば!」と思う事があったので、その件について書く事にしました。タイトルの通り、同業者に対してです。一介のホテルマンが!と思う人は思うでしょうが、発信する事が大事だと思うので書き綴ります。

香水の使用について

個人的にはするべきでないと思いますし、どう調べても、色んなマナー講師の方もNGと仰ってます。

私は宿泊部なのでフロントと接する事が多いのですが、「いや、その匂いマズいだろう」と思う方が今まで数名いました。本人はお気に入りなのでしょうが、全ての人間がその匂いを好むと思うな、と思うのです。フロントはご存知の通り、チェックイン/アウトでゲストと近い距離になります。ホテルによってはインルームチェックイン、客室でのチェックインとなるので更に距離が近くなる(部屋までの移動中含め)、部屋に望んでもいない匂いが残る事になります。私が不快に思うのだから、ゲストも不快に思われていらっしゃる方がいるだろう、と思うのです。繰り返しますが、全ての人間がそのニオイを好むと思うな、と思うのです。

レストランや宴会、いわゆる料飲部では禁止にしているかと思います。お料理の妨げになるからです。ですが、消臭スプレーは、、使用している人が多いでしょう。次に書きます。

消臭スプレーの使用について

主に制服に振りかけています。私も正直、使っていました。制服のクリーニング代、もちろん会社もちですが、たまに「どこでコストセービングしようとしてんねん」と思うような、クリーニング代のチェックが入ります。シャツなんかは毎日取り換えるべきものなので単価も安いのですが、ジャケットやパンツ、スカート、ワンピースは素材が素材なだけに高かったりします。そのような会社のコスト事情等も含め、なかなかクリーニングに出せないものに対して使っています。元々支給されているのも2着ずつだったりしますし。

会社の事情もわかるのです。ですから、消臭スプレーを使うのであればせめて無香料を使うべきだと思います。

リプライを頂く中で思い出したのが、昔働いていたところでルームサービスのスタッフがゲストから「臭い!」と言われバックに戻ってきてから泣き出し、お客様とはいえ何て事を言うんだ!と思った事がありました。どうやら、そのスタッフがつけていた消臭スプレーが不快だったとの事。とはいえ、そのゲストの発言はないな、と今でも思っています。かたや今香害について勉強していく中で、そのゲストは確かに不快だったのだろう、とも思うのです。その当時、ホテルではこの事がきっかけで料飲スタッフは消臭スプレーの使用は控えよう、という動きになったという記憶があります。ですがその時の私は、深く考えていなかったと思います。あの時もっと考えていたら、消臭スプレーを使うとしても無香料をつけるようにしていたでしょうし、客室の消臭方法が間違っていたと気付けたかもしれません。

あと多いのが、喫煙者。これはハウスキーピングスタッフもそうなのですが、正直客室清掃従事者は勤務中は止めて頂きたい、と思っています。本人はどれ位服にニオイがついているかわからないんですよね。それでせめてもで香料付き消臭スプレーを振ってくるのですが、そのニオイを纏って客室に入ってほしくない、というのが本音です。部屋を作り上げる人間がニオイを残すというのは、プロ意識としてどうなんだろう?と思っていますが、多様化の時代、そうは言えなかったりします。だからこそご自身で、考えてほしいと思います。

ホテリエにお願いしたい事

過去2つのブログ( ホテルマン、香害について考えるーユニバーサルな場所とは過度の香りがついたホテルのアメニティ )で再三言っておりますが、自分以外の方の事を考えたら、自ずと過度な匂いは身に纏うべきではないと、思えるはずです。ましてや私たちはホスピタリティ従事者。ゲストに不快な思いをさせるなんて以ての外ですし、私たちにとって一番大切な力、よく求人に「応募資格」とありますが、なくてはならないのは想像力だと思います。だからこそ私は自分のチームメンバーには、部屋に入られるゲストの事を考えて清掃、部屋作りをしてほしいとお願いしています。

上記にも書きましたとおり、消臭スプレーは使わざるを得ない場面もあります。その際は成分を見る、無香料を使う。香水はつけない、そしてハウスキーパーは業務中喫煙するのははご遠慮頂きたいと願います。



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Posted by masuko