ニセコ、続々とラグジュアリーホテルが建つ北の大地



こんにちは。次、何について書こうかしらとSNSで過去の投稿を見ていたところ、目に止まったのが2015年9月に行ったニセコの投稿。その当時は行く時期を誤ったのか、ほとんどのお店が開いていない、何をしたら良いかわからない、ただただ羊蹄山を眺めていただけの滞在でした(それはそれで贅沢ですが)。その時の思い出は掘り返さず、近年何故、ニセコに続々とラグジュアリーホテルが建つのか、それについて触れたいと思います。ちなみに現在は夏も避暑地、観光地として定着。今年の夏はホテルやレストランの一部は他地域と同じ様に休業したところもあるようですが、富裕層を中心とした海外から移住された方々の日常生活がニセコに溶け込んでいるようです。

日本で最も国際的なリゾートとなったニセコ

ニセコのラグジュアリーホテル建設、先駆けとなったのは『ヒルトンニセコビレッジ』で2008年開業。『ニセコ東山プリンスホテル 新館』からのリブランドでした。12年の時を経て、今年から開業ラッシュとなります。今年1/20に『パークハイアットニセコHANAZONO』、年末12/15に『東山ニセコビレッジ、リッツ・カールトン・リザーブ』(今になって「ザ」を付けないんだと気付きました)が開業。来年以降に『EDITION』東京エディション虎ノ門、是非スパに行って下さい!『Wホテル』『アマンリゾーツ』が開業予定となります。

名だたるホテルが集結。ニセコ、私が思ったのは電車の本数が少ない、アクセスが良くない。そしてスキーに興味がない💦のでニセコの素晴らしさ、世界からの注目を知らず「何故こんなに集結するのだろう」と思っていました。

毎日のように降るさらさらのパウダースノーを求めて海外から多くの観光客が集まる世界的に有名なスキーリゾート地、ニセコ。最初はオーストラリアの方から人気に火がつき、その後評判が広がると、フランスを中心にイギリス、ドイツ、北欧など、雪国であろうヨーロッパ各国からもスキーヤーが訪れる様になったそうです。それだけニセコの雪は、世界的に見て本当に希少なのでしょう。それだけでも価値があるのに温泉地である事や、北海道と言えばの「食」、スキーヤーから見れば魅力に溢れているのだと思います。更にここ数年は、香港やシンガポール、マレーシア、台湾等の富裕層や、フィリピン、ベトナム、タイなど雪が降らない国からの観光客も急増したそうです。

国際的なリゾート地となったニセコの歴史について、『スカイニセコ』のサイトで面白く紹介されています。

ニセコの歴史をたどると、スキーブームが到来するまでは、「ニセコ温泉郷」として親しまれており、大学生スキー部の合宿地やごくわずかなスキーヤーたちが愉しむ、知る人ぞ知る穴場のような場所でした。その安定した降雪量と良質な雪が口コミで世界中に広がるようになり、2000年代初頭にはニセコの開発ブームが始まります。今では国内でも「ニセコ」が知られるようになりましたが、その知名度は依然として国外の方が高く、冬はスノーリゾートとして、夏は高原気候の避暑地として過ごせるため、年中楽しめるリゾート地として知られるまでになりました。

日本の田舎町だった「ニセコ」は、(中略)「和」と西洋の文化が融合した国内でもまれにみる独自文化が発展しました。古くから残る温泉施設や人情温まる地元の人々とのふれあいが残る場所でもあり、ハイセンスなオープンカフェや海外で話題のアクティビティが楽しめる場所でもあります。北海道の大自然に位置するニセコは、常に新しさとほっとする古き良き日本が点在する、ユニークな町なのです。

Skye Niseko

もう1つ、面白い記事もご紹介。

冬のニセコは、日本でもっとも外国人率が高い街であり、もはやここは日本であって日本ではない。

京都や金沢など、近年日本の多くの観光地には外国人観光客が訪れている。だが、それらとニセコには決定的な違いがある。それは、ビジネスの対象を外国人、それも富裕層に特化していることだ。しかも、その戦略は大成功を収めている。

欧米などのスキーリゾートを対象とした「ワールド・スキー・アワード」における、50室未満のブティックホテル部門で、ひらふ地区にある高級デザイナーズ・ホテル「ザ・ヴェール・ニセコ」が世界一に輝いている。カテゴリーが限定されているとはいえ、日本にあるホテルが世界的にこれだけ高く評価された例は過去にもほとんどないはずだ。

講談社

『ワールド・スキー・アワード』、気になったので少し調べました。2012年から始まった『ワールド・スキー・アワード』は、『旅行業界のオスカー』と評されるワールド・トラベル・アワードの1つであり、世界のスキー観光産業の中で最も名誉ある賞。『ザ・ヴェール・ニセコ』はワールドベストスキーブティックホテルとして、2014年より4年連続で賞を受賞。昨年2019年受賞した施設は以下となっています。

『ワールド・スキー・アワード 2019』受賞施設

木ニセコ 

ワールドベストスキーブティックホテル/国内ベストスキーブティックホテル

「世界一」を受賞した唯一の日本代表で、世界中に数ある小規模スキーホテルの中から、ワールドベストスキーブティックホテル(=世界の小規模スキーホテル)世界一に選ばれました。そして日本一も受賞されています。木ニセコは、2014年12月にニセコアンヌプリの山の麓に開業。北海道の象徴である「木」を至る所に配したナチュラルモダンな設えのゲストルームが人気のコンドミニアムホテル(キッチンや洗濯機など生活する為の設備が備えられた宿泊施設)。

白鳥山 

国内ベストスキーシャレー

ひらふ地区の高級7ベッドルームシャレー(スイスアルプス地方に見られるような、山小屋タイプの宿泊施設)、白鳥山は国内ベストスキーシャレーを受賞。こちらの高級シャレーでは、「ゲストに最高級のおもてなし」を掲げ、住み込みのスタッフによる食事やエンターテイメントなど「フルサービス」を提供します。2018年から2年連続しての受賞となります。

スカイニセコ 

ワールドベストニュースキーホテル トップ3

2018年12月に開業したスカイニセコ、世界のベストニュースキーホテル(=世界の新設スキーホテル)でトップ3に入賞。ひらふ坂の高台に位置し、その名の通り空に近い最新ホテルとして、世界からも地域の人たちからも注目を浴びる存在のラグジュアリーホテル。レストラン、スパやスキーレンタルショップ、温泉、カフェにジムまで備えており、その高台から見下ろす景観は様々なメディアでも取り上げられています。

さてここからは 一休.comで新規開業ホテル予約はいかが?【検索数を調査】 が結構読んで頂けている事にあやかり、上記で出したホテルプラス、ニセコエリアにおいて『一休.com』で最も売れているホテルをピックアップ。「Googleキーワードプランナー」でそのホテル名がどれだけ検索されているかを調査、1000~1万回検索されている(今回の調査ではこの数が一番多い)ホテルを紹介したいと思います。

Googleで検索数が多いニセコエリアのホテル

ヒルトンニセコビレッジ

一番最初に名前を出したホテルです。

雄大な羊蹄山を望み、冬には世界有数のパウダースノーにシュプールを描くスキーやスノーボード、夏にはゴルフや乗馬、ラフティング、テニス、ハイキングなど、四季折々の魅力にあふれた豊富なアクティビティメニューをお楽しみいただくことができます。ホテルは暖炉のある落ち着いた雰囲気のロビー、ゆとりあるモダンな客室、インターナショナルな味覚をお楽しみいただけるレストラン、源泉かけ流しの天然温泉、心身を癒すスパなど、世界中で愛されるヒルトンワールドワイドリゾートがおとどけする、リゾートならではのくつろぎを十分に満喫いただける施設とサービスで皆様をお迎えいたします。自然に恵まれたニセコには有名な天然温泉が点在し、年間を通じて本格的な温泉めぐりを楽しむことができるほか、羊蹄山の湧き水や、野菜などの新鮮な地元食材を使ったグルメを楽しめます。

ヒルトン

源泉かけ流しの天然温泉、露天風呂からは羊蹄山を眺める事が出来、冬場になると雪見風呂、最高の贅沢を感じられるそうです。また、ゴンドラがホテルと直結しているというのは、この上なく便利なのでしょう。上記の『ワールド・スキー・アワード』は国内ベストスキーホテル部門で2013年より4年連続受賞されています。



木ニセコ

昨年『ワールド・スキー・アワード』のワールドベストスキーブティックホテル部門で世界一を獲ったホテル。こちらにも温泉があり、加えて滞在中1回だけ使える貸切個室温泉もあります。そして、こちらのホテルの2階にはスキーバレーがあって、そこからスキー場メインリフトに直結。この条件が人気なのでしょうか。

坐忘林

『一休.com』、北海道エリアで最も売れているホテルがこちらになります(10/19現在)。2015年6月に開業。ずっと雑誌で紹介されており、masukoも行きたくて仕方ないのですが、お高い、、それでも年内は結構予約が埋まっており、15室しか無いとは言え凄いな、と思います。また『一休.com』のプランを見ると全て夕朝食付き。紹介しているホテルとは離れており林の中にあるので(『パークハイアットニセコHANAZONO』も少し離れていますが)、ホテルでの食事が必然になると思います。

坐忘林は、静座して現世を忘れ、雑念を取り除くという禅の思いを込めて生まれました。日本旅館の心を大切にしながらもモダンで上質な快適さを追求した宿で、日常を離れ、雄大な自然の中で季節の移ろいを感じながらゆっくりおくつろぎください。

お客様がプライベートな空間でお好きな時に温泉をお楽しみいただけるよう、客室専用の内湯と露天風呂をご用意しました。お食事は、旬の北海道の恵みをふんだんに使った、新しい発想でお届けする北懐石をご堪能ください。

ZABORIN Co., Ltd.

こちらの旅館のオーナーとクリエイティブディレクターはともにイギリス出身の方。海外の方がオーナーという時点で、ニセコがいかに海外から注目されているかがわかります。日本旅館に魅了されたオーナーと、北海道とニセコを愛するクリエイティブディレクターが創られた『坐忘林』は外国から見た日本の美しさを体現。こちらにも温泉があり、敷地内に沸く自家源泉100%のかけ流し。しかも客室内に内湯・露天の2つがあります。そりゃ高くなりますよね、、ですが、いつかは行きたい宿です。

綾ニセコ

こちらも『一休.com』も売れている上位のホテルになります。そして温泉付き、貸切風呂もあります。やはり温泉付きが人気で、そもそもニセコは温泉地なんだなと、改めて思いました。面白いな、と思ったのがアメニティの中に『ルピシア』の紅茶があるんです。『ルピシア』はお茶の専門店。世界中のおいしいお茶を取り扱っていらっしゃいます。その『ルピシア』、今年ニセコに本社を移転。ルピシアグループの代表がニセコでのライフスタイルに価値を見出したからとの事なのですが、『綾ニセコ』はこちらとコラボレート、オリジナル商品を客室に入れていらっしゃいます。以前から『ルピシア』の商品を入れていらっしゃったようですが、双方にとって相乗効果があるのだろうな、と思いました。



いかがでしたでしょうか。最後に、この2015年にmasukoが泊まった宿もご紹介したいと思います。現在は休館中かもしれませんので、ご注意を。ちなみに真上の写真はmasukoが撮影したもの。同じ羊蹄山でもプロが撮ったものとこうも違うか、と痛感しています。それにしてもひどすぎる、、

KIMAMAYA by Odin

キママヤは規模は小さいですがそれ以上の大きな感動に出会えるホテルです。デザイナーのベル・アンドリュー氏によって設計された9つのお部屋は、それぞれのお部屋の魅力、そして快適さはもちろん、ご自分だけのくつろぎの空間を演出します。そしてなにより、北海道の国際色豊かな一面と高山に囲まれた土地感そのものを表現しています。

1985年に建てられ、2009年に再設計されたキママヤは、北海道ひらふの中心部に位置する、こぢんまりとした小さなブティックホテルです。キママヤはデザイナーズホテルのメンバーでもあります。

Odin

​ニセコ初のブティックホテルだそうで。だからでしょう、masukoは選んだのだと思います。元々あったペンションを改築したこのホテル、柱や梁は建物全体にそのまま使用され、その建物の個性と歴史を出来るだけ生かしたデザインだそうです。

9部屋のみの上に私が行ったのは9月だった事もあるのでしょうか、良い意味で距離感の近い、アットホームな宿でした。印象深かったのが、この時は朝食会場が少し離れた場所にあるレストランで。この季節、散歩がてら気持ち良かったですし、このとき食べたソーセージが美味しかった!山の幸!と勝手に思っていました。また、客室のバスルームとは別に(客室はシャワーブースだけだったような)オークと石で出来た2種類の貸切風呂があり、こちらは温泉ではなかったと思いますが、それでも気持ち良かったです。私の選択は正しかった!と思いました。

北海道新幹線、2030年度末に現在の新函館北斗から札幌まで延長&開業予定、そのルートにニセコエリアの俱知安駅が入る予定です。冒頭にアクセスが良くないと書きましたが、新幹線が開通すれば相当行きやすくなり、今よりも海外の方の利用、移住が見込まれると思います。従来通り新千歳空港から快速エアポートで札幌、新幹線に乗り換え。もしくは東京から新幹線1本で行ける事でどちらの手段も同じ位の時間で行けるかもしれません。「日本で最も国際的なリゾート」と言われるニセコ、今後も目が離せないエリアです。

ホテル

Posted by masuko