直島への旅とベネッセハウス宿泊記【前編】

2020年10月26日

今回はタイトルの通り、『直島』『ベネッセハウス』についてです。伺ったのは2016年2月。それではどうぞ!

直島とは

瀬戸内海に浮かぶ、香川県の島。『アートの島』、と言うと聞いた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。島全体にアートが点在しています。

ベネッセアートサイト直島は、1985年、瀬戸内海の島に世界中の子どもたちが集える場を作りたいとの思いを抱いていた福武書店(当時)の創業社長福武哲彦と、直島南部を健康的で文化的な観光地として開発したいとの夢を描いていた当時の直島町長三宅親連氏に出会ったことから始まりました。(中略)その後、1992年にベネッセハウスがオープンします。ベネッセの企業理念である〈Benesse=よく生きる〉を、事業から少し離れたところで考えたいと思いました。そのために必要なものとしてアートを選んだわけですが、他にもいろいろな方向があったでしょう。芸術にもさまざまなジャンルがあります。最終的には現代アートを選択しましたが、当時はまだまだ試行錯誤。

Setouchi Triennale Executive Committee

このようにして、現代アートの聖地として直島の歩みは始まりました。海外からも注目されており、第3のハウスキーピング修行、ここが無ければ今の自分は無い。 の時の多くのゲストがこのホテルの前後泊で直島に行っていらっしゃいました。ここもmasukoがずっと行きたかった場所でした。

直島へは新幹線で岡山~在来線で宇野駅、そこからフェリーで向かいました。振り返るとそこそこの行程ですが、当時はそんなに長く感じなかったかな?ずっと行きたかったので、その嬉しさでいっぱいだったんだと思います。そして直島に到着。ホテルのあるエリアには町営バスで行き、終点からホテルまでは歩いていったと思います。先に荷物を預けて『地中美術館』へ行ったかな?翌日も(また1泊。基本忙しくて1泊しか出来なかったんですよ、、)島のアート鑑賞をしました。時系列がバラバラになりますが、先に島のアートについて触れていきたいと思います。

地中美術館

地中美術館は「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。瀬戸内の美しい景観を損なわないよう建物の大半が地下に埋設され、館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を通して、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わります。アーティストと建築家とが互いに構想をぶつけ合いながらつくり上げたこの美術館は、建物全体が巨大なサイトスペシフィック・ワークといえるでしょう。

Benesse Art Site Naoshima

恒久設置です!建物自体がそれぞれの作品を展示する事を前提に作られているというのが、『アートの島』を象徴する建物所以なのではないでしょうか。そして安藤忠雄さんならではのコンクリート建設。詳しい訳ではないのですが、元々コンクリート建設が好きなので安藤忠雄さんの建設は見て感じて癒されますし、1つ1つの作品の為に設計されたというのは、語彙力のない私には到底説明出来ない素晴らしさです!建物自体もアートだと思います。

作品も凄かったんですよ。私が感動したのはこの2作品。館内は撮影禁止なので、他からお借りします。

ジェームズ・タレル『オープン・フィールド』

『Printerest.com』より

階段を上がってこの中に入るのですが、出入口以外の5面全てが青。青い空間に没入する体験型アートになります。

ウォルター・デ・マリア『Time / Timeless / Notime』

『Benesse Art Site Naoshima』より

色々な方が書いていらっしゃいますが、とあるマンガに見えてしまうんです💦(著作権の関係か、名前を書くとGoogleに引っかかります。)実写版の映画に出てくる球体がまさにこれで。でも何故か、ずっと見ていられました。近くに行く事は出来ず、これ位の距離から鑑賞。この空間全てが『Time / Timeless / Notime』という作品なので、安藤さんがこの作品をどう捉えて美術館を設計されたのか、凄く気になります。

家プロジェクト

家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化しています。地域に点在する作品は、現在も生活が営まれている本村を散策しながら鑑賞することになります。その過程では、場所の持つ時間の重なりやそこに暮らす人々の営みを感じることでしょう。生活圏の中で繰り広げられる来島者と住民との出会いにより、さまざまなエピソードを生み出しているのもこのプロジェクトの特徴です。都市と地方、若者とお年寄り、住む人と訪れる人とが交流していく中で生まれる新たなコミュニティの在り方を提起する契機になったこの有機的な取り組みは、日々変化しながら進化を続けています。

Benesse Art Site Naoshima

チェックアウト後、『南寺』と『護王神社』に行きました。今思えば、何故もっと行かなかったのか、、時間がなかったんだと思いますが、、

南寺

『Benesse Art Site Naoshima』より

建物は安藤忠雄さんの設計ですが、作品はこちらもジェームズ・タレルとなります。この中、真っ暗で。目が慣れてくるとぼんやりと光が見えてその範囲が大きくなるという、衝撃的な体験でした。たぶん、最初からほんのり明かりはあるんですよ。でも、本当に「ほんのり」なので最初は「暗闇」と捉える。時間の経過とともに目が慣れて光を認知するんだと思います。他の方のブログで印象的だったのが「おそらく、そこで、何を思うか、感じるのか、という内省的な作品なんだろう」「暗闇は、人間にとって危険を意味するから、そこで生き延びるための情報が必要です。私の目が、私の脳が、必死になって情報を得ようとしているのを、冷静に見ていることができる、すごいインスタレーションだと思いました。」というもの。私もこのような言葉を紡げるようになりたいです。この体験は忘れられないものとなりました。

護王神社

『ふらっと』より

「護王神社」は家プロジェクトの一つとして、2002年に公開されました。直島・本村地区の氏神が祀られている同神社の改築にあわせて、本殿と拝殿、また拝殿の地下の石室がアーティスト・杉本博司によって設計されています。本殿と石室はガラスの階段で結ばれており、地下と地上とが一つの世界を形成しています。本殿と拝殿は伊勢神宮など古代の神社建築の様式を念頭に、作家自身の美意識に基づくものになっています。

Benesse Art Site Naoshima

今年、京都の京セラ美術館がオープン、その時杉本博司さんの『瑠璃の浄土』という個展を見たのですが、直島の事を凄く思い出しました。宿泊した『ベネッセハウス』の『パーク』等にも多く展示されています。杉本博司さんはガラスという物質に神秘を感じ、これまで数多くガラスを用いた作品を作り続けてこられました。このガラスと神社が相まって、とても神秘的な場所でした。

屋外作品

草間彌生『南瓜』

これは私が撮った写真。やはりプロとはエライ違いです。

ジョージ・リッキー『三枚の正方形』

これもmasuko撮影。

大竹伸朗『シップヤード・ワークス 船尾と穴』

これも。

思いの外長くなりそうなので、2回に分けて書く事にしました。次回は『ベネッセハウス』編( 直島への旅とベネッセハウス宿泊記【後編】 )!

ちなみに『ベネッセハウス』も『一休.com』から予約出来ますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい!



ホテル

Posted by masuko