客室清掃、何故メイドと呼ばれるのか。この呼び方、違和感が。

2020年9月22日

今日もご覧頂きありがとうございます。本当にありがたい事にこのブログ、徐々に読んで頂けてます。結構自信をもって書いた 客室清掃、飴ちゃん位いいじゃないー人間関係の円滑と塩分補給 も読んで頂けて嬉しい限りです。(ダントツで ハウスキーピングの修行ー客室清掃スタッフの悩み を読んで頂けてますが。)

今回も切り込みます。ずばり、ホテルハウスキーパーがよく言われる呼称についてです。上記リンクのブログでも書きましたが、「メイド」とよく呼ばれるんですよね。私は客室清掃も経験しているからこそ、この呼び方に違和感を感じます。

元々「メイド」とは語源の「maiden」、乙女や未婚の女性という意味で、過去に若い女性が結婚前に奉公に出されていたことに由来しており、家庭内労働を行う女性の使用人の事を指すそうです。現在ではあくまでも職種を意味し、ホテルの客室清掃担当なども含まれる、との事ですが何故そうなってしまったのかがわかりません。

現在も一般家庭でお仕事をされる「家事代行」「ハウスキーパー」の方がいらっしゃいますが、その方々のお仕事に何かを言っている訳ではありません。家事のプロ、需要のある素晴らしい仕事だと思います。ですがホテルの客室清掃は清掃のプロで家事のプロではないですし、ましてや奉公でもありません。それにこの家庭でお仕事をされている「ハウスキーパー」さんも奉公ではないですし、今は「メイド」とは呼ばない訳じゃないですか。また、ハウスキーピングチームはパブリックエリアと呼ばれる館内清掃も行っているので余計に、「メイド」という呼称に違和感を覚えるのです。客室だけでなく館内全ての清掃管理と、何だったらリネンやゲストランドリー、制服も管理していますからね。もうこの呼び方が、ホテル内のあらゆる仕事においてハウスキーピングを下に見ているのではないかと思う事があります。実際にそう感じた事が何回もありますから。あと、女性だけではなく男性スタッフもいらっしゃいますしね。こういう事が、差別にも繋がるのだと思います。

ですので初めて外資系のホテルで働いた時( 初の外資系ラグジュアリーホテルで第2のハウスキーピング修行 )、呼称というか役職名が「ルームアテンダント」であったのが凄く感動しました。アテンダントとはサービスを提供する従業員を指しますが、attendから派生した言葉、masukoは「お世話をする」よりも「もてなす」という意味で捉えています。お部屋を作り提供する事でおもてなしをするルームアテンダント。こっちの方がしっくりきませんか?(ちなみに館内清掃担当者はパブリックアテンダントやロビーアテンダントと言います。)

ホテルの仕事に上も下もなく、皆一律に「お越し下さるゲストの為に」最善を尽くしていると思います。「お金の為に働いている」と仰られる方も、この想いが少なからず無ければ続けるのは難しい環境だと思います。特にハウスキーピング・スチュワード(主に食器洗浄、厨房清掃、食器類の在庫管理)は外部委託が多く、ホテルスタッフ側が「ホテルスタッフとして認識しない」事が見受けられます。前にも書きましたが、ホテル直雇用やパートナー雇用関係なく、全ての人がいるからこそホテルは成り立ちます。

もうすぐ9月。毎年この月は『International Housekeeping week』が開催されます。『International Housekeeping week』とは、

Every year this week represents a special opportunity to acknowledge the outstanding efforts of your housekeeping team and thank them for a job well done. Recognize their hard work and show how much you care with personal gifts just for them as well as money-saving combo kits. At Positive Promotions we have gifts appropriate for every member of your housekeeping staff. Reward their dedication, inspire their continued efforts, and boost their morale with budget-friendly appreciation gifts.

Positive Promotions, Inc.より引用

masukoなりに訳すと、「あなたのホテルのハウスキーピングチームメンバーのたゆまぬ努力を認識し、感謝を伝える特別な機会。彼らの素晴らしい仕事を称えギフトを贈りましょう。」という事です。実際、過去にmasukoがいたホテルではこれがありました。だからこのイベントを知ったのですが、本当に素晴らしい取り組みだと思います。別に大それた贈り物でなくても良いのです。その1週間、就業後にクッキーやジュースを頂けたら、それがどんなに嬉しい事か、、、(これが飴ちゃんの話にも繋がるのですが)。自分の仕事を称えられるのは嬉しい事です。

今年は9/13から19との事。もしこれを読んで下さっているホテルスタッフの方、予算の問題もあるとは思いますがせめて、労う言葉をかけて下さればなあと思います。勿論本来はハウスキーピングだけではなく、全てのホテリエが労われてほしいなあと思います。



ホテル

Posted by masuko