9hナインアワーズ【従来のカプセルホテルではないデザイン】

2020年10月10日

こんにちは。遂に10/1から東京も「GoToトラベルキャンペーン」適用、本日から予約開始になりましたね。

昨日 カプセルホテルを変えたコンパクトホテル、ファーストキャビン を書き、そこでも名前を出した「9h ナインアワーズ」についても書きたくなったので投稿します。

ナインアワーズとは

タイトルの通りカプセルホテルなのですが、そのデザイン性から、群を抜いて人気があります。前回のブログでも書きましたが、「ファーストキャビン」も「ナインアワーズ」も、リーズナブルというのも勿論でしょうが、リーズナブルでありながらも快適、ここに泊まりたいというゲストによって選ばれている施設だと思います。masukoも2ヶ所泊まりました。

こちらも従来の上下二段のカプセルタイプではなく、上下少しずつずれて設置されています。これは「スリーピングポッド」と名付けられ、ファーストキャビンがその名の通り飛行機のファーストクラスをイメージしたならばこちらは、イメージ的にですよ?宇宙船ってこんな感じ?というような近未来感があります。やはりカプセルユニットの工夫が、「簡易宿所」の決め手になるのではないかと思います。あとはパブリックスペースの快適さ、清潔さ。またこの「スリーピングポッド」、パナソニックによって開発された光で入眠し覚醒する「寝室環境システム」を採用しています。どういう事かと言うと、就寝時にはポッド内の照明が徐々に暗くなり、リラックスしながら自然な眠りへ導入。そして音が出せない代わりに、タイマーでセットした起床時間が近づくと、これまた徐々に明るくなり、朝日を浴びるように人間にとって自然な目覚めを得られるのです。

何故「9h」という名前なのか。こちらが考えられている宿泊の最もシンプルな概念が1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)、合わせて9時間で古い一日から新しい一日へリセットされる、というもの。

また創業者の方、大変苦労されていらっしゃるんですよね。元々お父様がカプセルホテルを経営、他界され相続するも負債が多く、、その状況で「カプセルホテルの仕組みを世界に輸出」「世の中にないモノをつくりたい」という想いを貫く為、事業を継続されていらっしゃいます。その想いから生まれたのが眠る事に特化した、従来のカプセルホテルにはなかった考え、スリーピングポッドに代表される設備であったりサービスなんだと思います。

私が初めて泊まったのが「ナインアワーズ京都」でした。2020年9月4連休、一休.com利用で宿泊は如何でしょう でも書きましたが、masukoはホテル好きというのもあり「宿泊する為」だけに色々な所に行っているのですが、こちらも気分転換、そして行ってみたかったので泊まりました。

1号店、ナインアワーズ京都

上記の通り、1号店が京都でした。この1号店が、2010年に「グッドデザイン賞金賞」を受賞。

グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

公益財団法人日本デザイン振興会

金賞は、大賞に次ぐ賞。審査員の評価は下記のようになっています。

カプセルホテルのあり方、カプセルユニット、サイン、さらにアメニティなど、すべてにおいてカプセルホテルの新しい有り様を真摯に検討し、実現している点を高く評価した。新しく作られたスリーピングポッドはFRPならではの造形性をいかした柔らかで居心地のよい空間で、そこにビルトインされた室内環境システムは生活リズムに即した光環境を無段階的にコントロールすることで睡眠・覚醒のリズムをサポートしている。枕や部屋着などあらゆる点で最上の眠りを提供することが試みられおり、カプセルホテルでありながらも、「ホテルに宿泊する以上の眠りを得ることができるかもしれない」という期待を裏切らない誠実さが追求されている。また、カプセルホテルらしい料金設定を守るために、プロジェクト全体の面積はコンパクトに抑えられているが、そうしたコンパクトさがむしろ快適に感じるように、室内の色彩計画やサイン計画が大胆かつ繊細になされている点も非常に秀逸であると評価した。

公益財団法人日本デザイン振興会

この受賞により一気に認知度が高まり、多くの宿泊客に利用されたと記憶しています。

ですがこちら、今年の5月で閉店されました。調べても特に理由が見つからないのですが、やはり新型コロナウイルスの影響でしょうか。訪日外国人が一切いない今、京都での営業は厳しかったのでしょうか。そう思うと、京都は国内屈指の観光地と考えられていましたが、いかにインバウンド頼りだったかを物語ります。

せっかく評価され人気があった「ナインアワーズ京都」、閉店は残念です。

ナインアワーズが思い描く、トランジットサービス

このコロナ禍における「簡易宿所」については前回書きましたので、今回は割愛します。

ナインアワーズ、現在16店舗。こちらも少し展開しすぎているのでは、、と最初は思いましたが、2019年のインタビューで、東京だけで30~40店舗は必要と仰ってます。創業者の方が思い描いているのは、都内や都市部での「トランジットサービス」という事業を創る事。下記のインタビューからそのイメージがわかります。

「目的地の近くに到着して、1時間ほど時間があればどうするか。カフェなどを利用する人が多いかもしれませんが、「ちょっと落ち着いて仕事をしたい」とか「汗をかいたのでシャワーを浴びたい」といった理由で、カプセルホテルを利用する。そうした機能を備えて、きちんと運営するには、都内に30~40店舗ほどなければいけないのかなあと。拠点数が少なければ、単なる宿泊業で終わってしまいますからね。」

ITmedia ビジネスONLiNE

そもそも従来のカプセルホテルを作ろうとはされていないんですよね。この想い、どうか浸透してほしいと思います。このビジネスが具現化し浸透すれば、インバウンドに頼らない、宿泊業を超えた存在になるはずです。

このコロナ禍で拡大をする事は今、考えるものがあると思いますが(カプセルホテルというパブリック性の高い場所では新型コロナウィルス感染の可能性を考えてしまう為)、ですがナインアワーズによるトランジットサービス、実現してほしいです。



ちなみにまたアイキャッチ画像、、案の定写真を撮っていなかったので、今回は数年前に京都にあったカフェで撮った写真にしました、、どこかのナインアワーズに泊まったり近くに行った際にちゃんと写真を撮りたいと思います、、

ホテル

Posted by masuko